倶楽部案内

メロウ倶楽部について

円熟世代の生きがいづくりをめざした全国ネット

メロウ倶楽部は、インターネット等を通じ誰ひとり取り残さない生きがいのある豊かなデジタル生活を実現し、社会の発展に寄与することを目指しています。

メロウ倶楽部は、円熟世代の積極的社会参加を情報化の積極的な支援によって促進することにより、ゆとりある豊かな活力に溢れた21世紀の長寿社会を構築して行くことを目指しています。そのために、円熟世代の豊富な知識と経験をインターネットを利用して世界に発信すると共に交流を行い、更にネット上で情報の提供を受けています。

メロウ(英語でMellow)とは「円熟した・まろやかな」という意味で使われております。

年齢区分を表す言葉として一般に「高齢者」あるいは「シニア」という言葉があります。人間誰しも歳を重ねて高齢者・シニアと呼ばれる年齢に達するのですが、単に物理的に歳を重ねるのではなく、各人それぞれが長い人生を生き抜いて来た知識、技能、人生観、思想信条、更にはそれらに伴うその人ならでのノウハウを持っています。 このように歳は重ねても人間として円熟し、まだまだ限りない可能性を秘めた世代といえます。この可能性・ポテンシャルを持った人々の集団として、あえて「高齢者」「シニア」という言葉を使わず「円熟世代」の「メロウ倶楽部」と名付けました。

構成

メロウ倶楽部は、1999年11月に設立されました(*注1)
北は北海道から南は九州まで、そして、米国、欧州(スペイン)、アジア(フィリッピン、台湾)と世界諸国に散らばった会員で構成された、わが国でも相応に名を知られるようになった全国ネットです。会員は2021年10月13日現在でおよそ240名で、男性が約40%、女性が60%です。年齢分布は40ー59歳約5%、60-69歳約15%、70-79歳約44%、80歳以上約36%となっています。およそ40歳以上の会員によって構成され、70歳以上の高齢者は約80%を占めています。会員は大都市に集中していますが全国に展開し既に29都道府県に会員を擁しています。

*注1:メロウ倶楽部は、1999年11月に@niftyのFMELLOWの旧会員を中心にして設立されましたが、FMELLOWは2005年3月に閉鎖されました。メロウ倶楽部はその活動を一定期間(2年間)サポートするためにN_FMELLOW(ニューエフメロウ)を用意しましたが、2007年4月に全てを統合しました。

運営

いわゆる”事務所”を持たない(必要としない)メロウ倶楽部では、ネット上のサイトが事実上事務所となっています(従って事務所費等は不要)。
1年に1回の総会を始め、理事会などの全ての会議はサイト(ホームページ)上で行われています。運営のための会議室は実質的に24時間開かれています。イベントの準備作業なども、サイト上に準備室を構築し、その多くをここで行います。

なお、メロウ倶楽部のサイトは、レンタルサーバーを使っていても、基本的に自力でサイトを構築し、維持・運営・管理を行っています。企業や官庁などからの援助は受けていません。特にメロウ動画館のサーバーは全く自前のサーバーです。

オンラインとオフライン活動

メロウ倶楽部は目的達成のための手段として2つの活動、「オンライン活動」と「オフライン活動」を行っています。

オンライン活動はインターネットを利用した活動で、メロウ倶楽部ではこれが主です。サイトの会議室やコンテンツ上での双方向のやりとり、そしてホームページでのネット社会へのアッピールなど、ネットを通じた全国的な活動によって、会員はその活動に自らの生き甲斐を見出し、そのことが同時に世のため人のためとなり、社会への貢献となることを目指しています。
一方、オフライン活動(オフミーティング)は実際に顔を合わせての交流や催しごとですが、この活動も大変盛んでオンライン活動を補足充実させる役目も果たしています。コロナ禍の影響下、オフライン集会ができない中でZoom(オンライン会議システム)を使用して盛んな交流がなされています。

メロウ伝承館

特別コンテンツとして、「メロウ伝承館」があります。 ネット社会を情報と活動の場として、 その情報を集めることで、自らの研鑽になり、またそれが社会貢献につながる仕組みになっています。 「メロウ伝承館」には、戦前・戦中・戦後の高度経済成長期を過ごされた方々からの情報や貴重な体験が語られています。ぜひご覧ください。今後も皆さまからの生きた情報の提供を求めてまいります。皆様からの投稿は「伝承館投稿談話室」で受付をさせていただいています。

会員間交流と国際交流

会員専用の会議室が会員のために用意され、スキルアップの情報交換、自由な思いや感想の交換など、会員間のやりとりは大変活発です。又写真や動画の発表、音楽ソフトを使った作品の発表、俳句や川柳などの趣味の交流も盛んです。
2019年から従来使われていた会議室の代わりに団体向けSNS「Workplace」会議室での交流に変わりました。
国際交流としての日韓友好の活動について 設立当初は 年一回の交流会(オフミーティング)を、両国で交互に開催していました。 2007年まで、韓国では、釜山・テグ・ソウル・済州島で、 日本では東京・大阪・横浜で開かれました。 当時の会員の年齢が上がりオフミーティングは開かれなくなり 現在はSkype利用による交流を続けています。

勉強会・交流オフ会

コロナ蔓延以前は 実際に顔を合わせて行うスキルアップ勉強会や交流オフなども活発に行われました。 イベントはメロウ倶楽部の主催するものと他団体主催のイベントへの参加とがあります。 また、関東・中部・関西・九州などの主要地域においては 地域密着型の活動が活発に行われました。 活動は、勉強会と親睦交流会が主ですが、一部の地域では一般向けの講習会の開催協力も行いました。 会員数の少ない地域の会員向けには、ZoomやSkypeを用いたオンライン勉強会を行いました。 年に3、4回の倶楽部独自の講演会と年1回、会員交流のための全国オフが開かれていましたが、コロナ禍のため、ここ数年はZoomを使ったオンライン全国大会になっています。地区定例会のほか、文学講習会「文学散歩」やエクセル・ワード・パワーポイントを使った「お絵描き」「動画づくり」や「スマホの勉強会」等を、会員講師によるZoomミーティングの形で行い大変好評です。

表彰等

メロウ倶楽部の活動は、今までに多くマスコミによって取材されるなどしてきました。又、いくつかの団体から、表彰を受け、助成金をいただいたり、評価団体の評価対象にもなりました。

2022年9月 改訂