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マーチャン春秋2:「手書きの乗車券」

忍者の里・三重県伊賀市の「伊賀鉄道」は、手書きの切符でがんばっています。

 「伊賀鉄道」は 伊賀上野駅から伊賀神戸駅の 16.6kmを走っているローカル線です。もともとは近鉄の子会社だったようです。2017年、近鉄グループホールディングスの連結会社から切り離されたとのことです。車両同様、子会社も連結したり切り離したりできるのですね。以来、公有民営方式で営業しています。

 文字通り「一日何本走るか」の世界です。ほとんどの駅は無人駅で乗車券は車内で買うようでした。途中駅から乗ってきた車掌さんからは、な、なんと「手書きの乗車券」を渡されました。思わず「すごい!」と叫んでしましました。車掌さんは「恥ずかしい」といいます。「恥ずかしくなんかないですよ。手書きでも何でもいいから伊賀鉄道を一日でも長く存続させてください」と車掌さんの分厚い背中に呼び掛けたい気持ちでした。

伊賀城に近い「西大手駅」です。
からっぽのホームへ電車が入ってきます。
昭和っぽい感じの「手書き」の補充乗車券です。
車掌さん、頑張って

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